#TFC体験談 #次の成功者へ
「妊活11年。プリンス・オブ・ウェールズ病院で泣き崩れた日もありました…
この十数年、どれだけの涙を流したか自分も分かりません。」
今年39歳のVeraさんには、ようやく人生で最も大切な第一子がきてくれました。
それは単なる妊活のゴールではなく、病気との闘いと希望の再生の物語でもあります。
若くしてガンを患い、妊孕性・生殖力が守れず
19歳のとき、急性白血病の末期と診断され、すぐ大量投与の抗がん化学療法をうけてしまいました。病魔に打ち勝つことはできましたが、副作用で早発卵巣不全になり、自然妊娠はほぼ不可能に。当時は「卵子凍結」や「生殖力温存」の概念も浸透しておらず、選択肢も限られていました。
何年待っても、夢は叶えられず
2013年から、香港の公立病院でIUI(人工授精)などを試みましたが、うまくいかず…。そして2014年、夫もガンを発症。治療は成功したものの、生殖治療は5年のガン経過観察期間を待つように言われました。
5年後、再び病院へ行った彼らに告げられたのは「また最初(IUI)からやり直し」。貴重な時間がただ、流れていくばかりでした。
台湾へ…その決断がすべてを変えた
香港では、生殖補助医療の選択肢が少なく、公立・私立病院を問わず、治療には長い待機時間が必要です。一回の治療費も6万〜8万香港ドルと高額であり、治療方針も保守的で、一度に移植できる胚は1個のみと制限されています。
そのため、成功率はあまり理想的とは言えません。
ある日、ネットでTFC台北生殖医療センターと曾啓瑞(ソウ・ケイズイ)医師の紹介記事を目にし、曾医師が国際的に優れた実績と豊富な臨床経験を持っていることに感銘を受け、ついに台湾へ飛んで挑戦する決意を固めました。
「不妊治療って、こんなにも温かいものなんだ」
「香港の病院は治療する場所という冷たさしか感じませんましたが、
TFCでは”初めて自分のこと、ちゃんと受け止めてもらった”」と、彼女の第一印象。
ぬくもりのある木目調のインテリア、やわらかな照明、そして心のこもった対応でした。それは、彼女の中にあった「生殖医療センター=無機質で冷たい場所」という固定観念を覆してくれたのです。
”なぜ、子どもが持てないと思うの?”
曾医師が最初にかけたこの一言が、彼女の心を一気に解きほぐしました。
香港の病院では「あなたには妊娠は無理」と言われ、養子の資料を手渡されたことも。けれど、TFCでは、自分の痛みを深く理解してくれ、そして共に頑張って行く人々と出会った!
一回の手術後、曾医師がすでに回復室を出たのに、わざわざ戻ってきて、
「どうか、赤ちゃんが来ますように。」と呟いてくれました。
その瞬間、彼女は涙が止まりませんでした。
3回の採卵、1回の移植。そして待望の赤ちゃん
治療は決して簡単ではありませんでした。3回の採卵、精神的な不安もありましたが、「曾医師は常に優しく、焦らせるようなことは一度もなかった」と語ります。最新の第4世代IVF技術を用い、1回の胚移植で妊娠成功。
2024年9月、無事に元気な赤ちゃんを出産しました。
Veraさんからのメッセージ
「自己否定、あきらめたい日が何度もありましたが、
TFCで、”優しさに包まれる治療”を経験したんです。」
「ただの番号ではなく、名前を呼ばれた時、超音波の後に体調を気遣ってくれる医師。“私”として扱われたと感じられ、採卵後には温かい食事があって、看護師さんが自然と手を差し伸べてくれる。小さな気遣いに、心が救われました。」