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体外受精 IVF
とは?

体外受精と治療の流れ

現在、不妊症に最も効果的な治療法が「体外受精」です。「体外受精」とは、専門的な技術により、採取した卵子と精子を体外で受精・培養し、育てた胚を子宮に戻すことで妊娠に導く治療法です。

1978年に世界初の体外受精児が誕生してから、これまでに五百万人を超える新生児が体外受精によって生まれています。台湾ではTFCの曾啟瑞医師によって最初の体外受精児の誕生が成功しました。

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体外受精が必要
な方とは?

1.卵管機能に問題がある

2.精子の質が低い、または数が非常に少ない

3.卵巣予備能の低下

4.重度の子宮内膜症

5.多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

6.子宮手術後、速やかな妊娠を望んでいる方

7.胚の染色体や遺伝子の検査を必要としている方

 

これらは全て、体外受精を選択される方の多くが抱えている問題です。また、高齢のご夫婦や仕事の関係で一時的に別居している等の事情がある場合も、体外受精が選択肢の一つとなります。

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TFCの体外受精
成功率

台湾初の体外受精児の誕生(1985年)

2020年度の統計データによると台湾国内の平均治療週期の妊娠率はわずか44.3%ですが、TFCではこれまでの妊娠率は60%に達しています。

●38歳以下の妊娠率は約70%

●胚の解凍後の生存率は99.25%

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体外受精の流れ

赤ちゃんに会うための5ステップ

1. 卵胞の発育を刺激する

新たな生理周期が始まったタイミングから、排卵誘発剤を投与することで、生理周期中に複数の成熟した卵子を得ることができます。患者のみなさまの個々の身体の状態、症状、年齢等によって卵巣の刺激方法も異なります。

 

2. ママになるために

排卵誘発剤による治療開始後は、超音波検査と採血検査で卵胞の発育状態をモニタリングします。卵子が成熟に近い状態であり、数も一定に達したと医師が判断したら、最も良い採卵のタイミングを計算し、経腟による採卵手術の予定を決めます。

3. パパになるために

採卵当日、ご主人には院内の採精室またはご自宅で精液の採取をお願いしております。精液は必ず滅菌容器に入れてください。専門の技術員が技術室の装置を用いて状態の良い精子を厳選し、採取した卵子に受精させます。

 

4. 専門スタッフによる体外受精

状態の良い精子と卵子を培養皿(シャーレ)の中で受精させます。ご主人の精液中の精子数が少ない、または上述の受精方法がふさわしくない場合は、顕微授精(ICSI)という方法で受精を完了することができます。受精後、胚を3−5日間培養します。

 

5. 胚を母体に移植、着床、そして出産

育った胚を母体に移植し、発育を見守ります。医師の指導のもと、新鮮胚移植あるいは凍結胚移植のどちらかを選択します。一度に移植できる胚は1〜2つです。

残った胚(余剰胚)は凍結し、第二子以降の妊娠を希望される際に融解して移植することが可能です。その際は1〜4のステップを繰り返す必要はありません