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2026-07-23

体外受精(IVF)胚移植後の食事ガイド:妊娠を目指す方のための栄養ポイント

体外受精(IVF)治療を始める前は、体調を整え、規則正しい生活習慣や十分な休息を心がけることが大切です。また、胚移植後の食事管理も、妊娠に向けて体の状態を整えるうえで重要なポイントとなります。

本記事では、胚移植前から移植後までの食事・栄養管理について詳しく解説します。妊娠を目指す皆さまの参考として、ぜひお役立てください。

 

胚移植前にできる準備とは?子宮内膜を整えることが大切

体外受精(IVF)の妊娠成功率を高めるためには、胚移植前に子宮内膜の状態を整え、心身ともに健康な状態を保つことが重要です。規則正しい生活リズム、十分な睡眠、適度な運動を習慣にすることで、ストレスや緊張の緩和につながり、妊娠に向けた体づくりをサポートします。

食事面では、「地中海式食事法」を意識するのがおすすめです。

  • 野菜や果物を十分に摂る
  • 炭水化物は全粒穀物を中心に選ぶ
  • 赤身肉や加工肉を控え、魚、鶏肉、魚介類などを積極的に摂る
  • オリーブオイルなど、良質な一価不飽和脂肪酸を主な調理油として使用する
  • 塩分の多い食品を控える

天然の栄養素と良質なたんぱく質をバランスよく摂取することは、妊娠に向けた健康管理を支え、卵子や精子の加齢による影響を抑えるうえでも役立つと考えられています。

可以採用「地中海飲食」

 

また、卵巣機能をサポートし、卵子の質を整えるために、以下の3つの栄養素を意識して摂取することもおすすめです。

  • ビタミンD3

    卵巣機能や卵子の質をサポートする栄養素です。日常の食事からも摂取でき、乳製品、きのこ類、卵黄、サバやサケなどの脂質を多く含む魚に豊富に含まれています。

  • 葉酸

    全粒穀物、ナッツ・種子類、卵、豆類、動物のレバーなどに多く含まれています。排卵リズムを整え、妊娠初期の胚の発育を支える大切な栄養素です。

  • コエンザイムQ10(CoQ10)

    抗酸化作用により、体内の酸化ストレスを抑える働きが期待されています。卵子の成熟をサポートし、採卵数や卵子の質の改善に役立つ可能性があります。

    ※サプリメントの摂取量や組み合わせは、体調や治療内容によって異なるため、事前に医師へご相談ください。

 

胚移植後の食事で気をつけることは?避けたい食品もチェック

胚移植後も、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。良質なたんぱく質や新鮮な野菜・果物を積極的に取り入れ、できるだけ自然に近い食品(ホールフード)を中心とした食生活をおすすめします。

胚移植後は、ホルモン剤の影響などで便秘になる方もいます。その場合は、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂り、水分補給を十分に行うことで、腸内環境を整え、便通の改善につながります。

胚移植後は、次のような食品はできるだけ控えましょう。

  • 揚げ物や焼き物など脂質の多い料理
  • 香辛料を多く使った刺激の強い料理
  • アルコール類
  • 加工食品や糖分の多い食品
  • 体を冷やしやすい食品や、体への刺激が強い食品(ハトムギ〈ヨクイニン〉、スイカ、冷たい飲み物・アイス類、ごま油を多量に使用した料理など)

また、普段からコーヒーやお茶を飲む習慣がある方は、カフェインの摂取量を適度にすることが大切です。適量であれば過度に心配する必要はありませんが、飲み過ぎは避けるようにしましょう。

 

胚移植後の注意点は?よくある4つの疑問を解説

ここまで「胚移植後の食事のポイント」についてご紹介しました。

続いては、胚移植後によく寄せられる4つの疑問について、一つずつ詳しく解説します。

 

Q. 胚移植後も運動して大丈夫ですか?

胚移植直後は、胚がまだ子宮内膜へ着床する大切な時期です。そのため、移植後約2週間は、胚への過度な負担を避けるために、高強度の運動は控えることをおすすめします。

例えば、以下のような運動は一時的に避けましょう。

  • ウエイトトレーニング
  • スピニング(バイクエクササイズ)
  • ボクシングエクササイズ
  • 激しい有酸素運動 など

胚が安定して着床した後は、体調に合わせて徐々に運動量を増やしていくことができます。初めはウォーキングなどの軽い運動から始めるのがおすすめです。

妊娠初期に運動を続けることに不安がある場合は、妊娠前の運動量の半分程度を目安に調整し、無理のない範囲で行いましょう。また、運動内容について迷う場合は、主治医に相談し、体調に合わせたアドバイスを受けることをおすすめします。

試管植入後可以運動嗎

 

Q. 胚移植後は長時間安静にしていたほうがよいですか?

長期間の安静や寝たきりは基本的に必要ありません。 むしろ、適度に体を動かすことで血行が促進され、全身の健康維持にもつながります。

反対に、長時間寝たまま、あるいは座りっぱなしの状態が続くと、血液循環が悪くなり、血液が滞りやすくなることで血栓ができるリスクが高まる可能性があります。また、こうした状態は妊娠中の体調管理にも好ましくありません。

そのため、日常生活の範囲で適度に体を動かすことをおすすめします。時々立ち上がって歩いたり、近所を散歩したりするなど、無理のない範囲で活動量を保つことが、心身の健康維持にも役立ちます。

※激しい運動や重い物を持つ作業は避け、運動量について不安がある場合は、主治医の指示に従ってください。

 

Q. 胚移植後、すぐに仕事へ復帰できますか?

胚移植後の体の状態は自然妊娠の初期と大きく変わらないため、多くの場合は普段どおりに生活し、移植後すぐに仕事へ復帰しても問題ありません。

ただし、重い物を持つなど身体的な負担が大きい仕事や、激しい動作を伴う仕事、高所作業など危険性の高い仕事に従事している場合は、体調や仕事内容を考慮し、負担を軽減する必要があります。

無理をせず、疲労や体調の変化を感じた場合は十分に休息を取りましょう。仕事内容や勤務形態に不安がある場合は、事前に主治医へ相談することをおすすめします。

 試管植入後可以馬上上班嗎

 

Q. 胚移植後、いつ頃から症状が現れますか?

胚移植後、胚が子宮内膜に着床するまでには一定の時間がかかります。着床そのものによる明らかな症状を感じない方が多く、自然妊娠の場合と同様に、自覚症状がないことも珍しくありません。

一方で、着床後は、妊娠初期にみられるような体調の変化を感じる方もいます。例えば、眠気、頻尿、倦怠感、軽い下腹部の違和感などが現れることがありますが、症状の有無や程度には個人差があります。

また、これらの症状はホルモン補充療法の影響によって現れることもあるため、症状だけで妊娠の有無を判断することはできません。

そのため、自己判断はせず、医師の指示に従って適切な時期に妊娠判定(血液検査または尿検査)を受けることが最も確実です。

 

胚移植前後の食事や栄養についてお悩みの方は、ぜひTFC台北生殖医療センターの栄養外来へご相談ください。

医師と管理栄養士が連携し、お一人おひとりに合わせた妊活・栄養プランをご提案いたします。皆さまが安心して妊娠・出産を迎えられるよう、TFCが全力でサポートいたします。

 

醫療新知類別: # 体外受精